熟年離婚と夫婦喧嘩の頻度

夫婦喧嘩の頻度は面白い物で、年を取るに連れ、徐々に減ってくるんですね。
若い頃は夜な夜な夫婦喧嘩をしていた夫婦でも、段々週に2〜3回になり、週に1度になり、徐々に隔週になって行くっていう感じで…。
確かに、年を取って、子供たちが独立すれば、あらゆる面で余裕が出てきます。
ただ、気を付けないと、夫婦喧嘩が減るに連れ、離婚の日が近付いているという噂もあります。

夫婦喧嘩をするということは、多少なりとも二人に共通の話題や思いを求める気持ちがあるということになります。
例えば、子供をめぐっての夫婦喧嘩の場合は、それぞれの親の愛情たっぷりでしょう。
自分が本当の自由を得るためには、夫の存在が非常に目障りだったりなんかするのです。
お金や時間の制約が大幅に軽減される訳ですから、夫婦喧嘩などする必要はないのかも知れません。
どうです、やっぱ夫婦喧嘩の減少は、逆に怖いと感じませんか。
それを考えると、夫としては夫婦喧嘩の必要性も感じないのかも知れませんが、実は妻は違うようです。
これからは、互いに適度に好きなことをし、適度に労り合えば、きっといい老後が送れることでしょう。
そこで、無視し始めることで、夫婦喧嘩の必要性も感じなくなっていたりなんかもするんですね。
今、笑いながらこのブログを読んでくださっている皆さん、本当に大丈夫ですか。
でも、それはそれでいいじゃないですか、お互い相手に感心や興味があるということなんですから。
まぁお金については、双方が求めるところが違い過ぎるため、少しでも近づけようという意味があるのかも知れません。
とにもかくにも、夫婦喧嘩をするということは、まず、相手に対しての関心と存在価値を持っているということです。
だからこそ、自分の要求を受け入れて欲しいとか、協力してなんとかしたいとかと言う話になるんです。
だからと言って、本当に夫婦喧嘩をする必要性がなくなったのかというと、そうとは限っていないような気がするんですよね。
まあ若いうちは、夫婦喧嘩をするネタもパワーも十分ありますからね、毎日バンバンできるものではありますね。
ところがところが、夫婦喧嘩の頻度が減るということは、相手にそういう感情や願望を持たなくなってきてしまっているということも大いに考えられます。
強いては、別に相手の存在に関心がないとか、必要としていないということに繋がりかねないのです。
とくに熟年離婚が急増している昨今、夫婦喧嘩の頻度の変動は、とても重要なバロメーターになるようですよ。

夫婦喧嘩をするには、それなりの知力と体力が必要になります。
それが、年を取るに連れ、そのネタもパワーも減少して行く現実は否めないでしょう。
もちろん、それはお互いが大人になったことが大きな理由の一つには挙げられるでしょう。
それで、それが中々うまく伝わらなかったり、うまくまとまらなかったりして、ハデな夫婦喧嘩に発展するんでしょうけど。
もう言うのが面倒だしとか、言っても無駄だしという理由から、お互いが何も言わなくなる。
ということで、別に夫婦喧嘩のお勧めをする訳ではありませんが、頻度の減少にはちょっと気を付けられた方がいいのではないかというお話でした。
こういうことは、実際熟年離婚をした人のブログやサイトを読んでいても、よくわかります。
そうすると、当然夫婦喧嘩の頻度は大幅に減少する訳ですが、その裏側で、離婚の危機が迫っていたりなんかする訳です。

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