恋愛ルール的に見た不倫

恋愛ルールとは、明確に定められたものではなく、個人レベルで何となく決めていくものでしょう。
どこまで適用させて考えるかも、一人一人で異なる考えを持っているかもしれませんが、恋愛のおよぶ範囲であれば恋愛ルールを当てはめて考える事も多いと思われます。
大体の話をすると、結果的に法的問題にまで発展する可能性のある行為は恋愛ルールとして禁じられるのでしょう。
たとえば不倫というのは、端的に見ると違法行為にはならず恋愛ルール的にも問題はなさそうに見えます。
もちろん、だからといって良いと思っている方もいないでしょう。
これが、大衆の支持を得そうな恋愛ルールの根幹にあると言っても良い部分です。
あくまで考え方の一つなので、異議を唱える事も可能です。
白か黒かの恋愛ルールしか認めないというのであれば横暴が過ぎます。

恋愛ルールの事を、倫理観といった言葉に代替することもできるかもしれません。
それはそれとして良いのですが、全てではないという点に注意する必要があります。
良心が痛む事はしないという恋愛ルールは、とても健全に見えますね。
それとは別に、時としてそれ以上に重要視されるものがあります。
現代社会においては無視する事の出来ない人間関係で、ここに恋愛ルールは強く影響してきます。
周囲の事などお構いなしに恋愛していると、自分達は楽しいのでしょう。
しかし、場合によっては悪影響を及ぼすため恋愛ルールに制限を設ける事があります。
自分達だけを特別視して考えるのではなく、その社会でうまく立ち回っていけるように調整する恋愛ルールとも言えますね。
不倫は分かり易い例とも言え、良心という以外の部分から恋愛ルールを考えてみると人間関係が食い込んできます。

恋愛ルールを用意するという事は、その社会の一員として機能する事をも意味しています。
たとえ法的に禁止されておらず罰則がないといっても、不倫が露見した時点で生活には確実に影響してくるため恋愛ルールに組み込む方が多いのです。
具体的な話をすると、不倫の場合には慰謝料を請求される可能性が高くなります。
また離婚のリスクも跳ね上がるために、実質的な問題から不倫を恋愛ルールに適用させているというケースは存分に考えられるでしょう。
たかが恋愛ルールと思われていたかもしれませんが、事と次第によっては現在の生活を壊してしまう可能性を持っているのです。