失恋と恋人との関係

失恋というのは自分の思いを失う事で、決して恋人を失うという意味ではないのですよね。
そんな事、わかっていても、やはり失恋と共に恋人も感情も全てが消えていくような気がしてしまうものです。
例え、明日学校や会社に行けば、その別れた相手がいるとしてです。
本当に、この世から恋人が消えてしまったら、それはきっと失恋にはならないはずです。
それどころか、相手に対する思いは一生拒絶される事なく、持ち続けられる訳で、永遠の恋に発展するのではないでしょうか。
最近また活動を再開した女性デュオ「花*花」のヒット曲に切ない失恋ソングがありましたよね。
確か「さよなら大好きな人」っていうタイトルだったと思いますが、あの曲は交通事故で亡くなった恋人のために書かれた曲のようです。
だから、本当は亡き友人を偲ぶ曲で、決して失恋ソングではないのです。

失恋ソングじゃないから、別に失恋した時じゃなくても泣けたりなんかするのです。
そんな一見失恋ソングのように見えて、実はそうではないラブソングも結構あるでしょう。
徳永英明さんがカバーした沢田知可子さんの「会いたい」もそうですよね。
主人公は決して失恋してはいない、恋愛のまっただ中で、恋人を失ってしまっただけなのです。
そして、その思いを相手に伝えるために歌われている歌な訳で、本当に涙を誘いますよね。
恋人がこの世からいなくなれば、自分の思いを拒絶される事はない訳で、一生その人から失恋したくても出来ないのですよ。
とても、綺麗で、ある意味幸せな恋の結末と言えるかも知れませんが、エンディングのない物語は、永遠に続くのです。
つまり、人は失恋しなければ、その恋人から永遠に心を切り離せないのです。
それこそ、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、恋のネバーエンディングストーリーになってしまいます。
新しい恋人が出来ても、前の恋人にちゃんと失恋していないから、どこか重たいものを背負っているような気持ちにもなるでしょう。

失恋はもちろんとてもつらい事ですが、恋愛中に恋人を失う方が、失恋以上につらく悲しい事です。
実際には、ちゃんと失恋して、目の前から恋人を消し去る方が後々精神的にはずっと楽でしょう。
失恋はいつか必ず喜ばしい事に繋がるっているのです。
ただし、そこで足踏みをしたら駄目で、振り返りたければ振り返っても構わないのです。
ただひたすら、止まらずに前進し続ければ、きっと過去の失恋が未来の恋愛を導いてくれます。
失敗は成功の元とも言いますし、いろいろな異性と付き合う事も大事です。
失恋に関する話題は、ありとあらゆるブログやサイトで取り上げられています。
それだけ身近な話題であって、毎日どこかで誰かが必ず泣いたり、落ち込んだりしているのです。
そうしたブログやサイトを見て、失恋の痛手を嘗め合いするのも悪くはないでしょう。
ただ、失恋で失うのは恋人ではなく、一時的な感情に過ぎないという事だけは理解してもらえたら嬉しいですね。

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