一方的な恋の遠距離恋愛

一方的な恋とは、周りが思っている以上に、悩んでいる当人にとって切実な悩みになることがあるでしょう。
曖昧だからこそ性質が悪く、一方的な恋になると一人で悶々としてしまうのだと思います。
本当に好きなお相手が遠い…一方的な恋とはそういう感情だと思います。
本当に一方的な恋で、しかもそのお相手が物理的に遠い場所にあったら、これはもうどうしようもないのかと悩んでしまうのも仕方がありません。
そう、恋愛にはさまざまな障害がありますが、一方的な恋のように曖昧な悩みもあれば、絶対的な距離という障害が立ちふさがることもあるわけです。
一方的な恋と、遠距離恋愛、さてお相手との距離が本当に遠いのはいったいどちらなのでしょうか。

一方的な恋、それはどうにも苦しいものです。
お相手のことをどれだけ好きになっても、お相手が自分のことを好いてくれるかというのはまた別問題です。
人間は、他人の心を完全に理解することなどできませんから、お相手の心の中に、どれだけ自分がいるのだろうか不安で仕方ない、一方的な恋の苦しさはそこにこそあります。
例えば、少なくともお互いに一方的な恋ではなく、両思いだと思っている二人が、物理的に離れても、その心は変わらないのかというと、これはまた別でしょう。
どんなに信頼していても、物理的な距離が開くと心には、やはり一方的な恋同様、不安が生まれていくものです。
会えない、ということは、それだけ大きな意味を持っているのではないでしょうか。
一方的な恋には、もしかしたらお相手が振り向いてくれるかもしれないという希望もありますが、遠距離恋愛は常に不安と向き合わねばなりません。
そうすると、一方的な恋というだけで、思い悩むのもどうかということになりますが、一方的な恋の終わりもまた物理的距離によってもたらされることだってありうるでしょう。

一方的な恋で、ずっと思いを伝えようか悩んでいるうちに、お相手がとても遠くに行ってしまう。
これは、一方的な恋がそのままの形で終わってしまうパターンの一つです。
自分の行動で、一方的な恋から両思いになることができたら最高ですし、失恋してもそれは自分の行動によるものだと納得できなくもないでしょう。
けれども、決断することを、行動に移すことを延々と先延ばしにしておいた一方的な恋の幕引きが突然訪れたら、そこに残るのはきっと脱力感だけではないかと思います。
人は自分で決断して行動してこそ、何かを得ることができる。
これは一方的な恋の恋愛だけにとどまらず、あらゆることに当てはまるのではないかと思います。

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