仲人業とお礼

昔は仲人業などと言われ、それだけでも生計を立てられる位、そのお礼がすごかったんですよね。
実際、今でも仲人さんへのお礼の相場としては、結納の日だけで、5万円プラス車代2万円と衣装代3万円で、合計10万円になるそうです。
それが、結婚式当日ともなると、挙式と披露宴の両方に立ち合っていただく訳ですから、無条件にお礼が10万円。
それに、結納と同じく、交通費と衣装代が加算され、15万円ほどになります。
合計すれば25万円、そう、サラリーマンの給料並の収入になるのです。

また、仲人を頼むことが決まったら、最初に5,000円程度の手土産を持って、二人揃ってご自宅へ挨拶に行きます。
さらに、結婚してからも、最低でも向こう2年、一般的には3年程度はお中元とお歳暮を贈るのが礼儀だと言われています。
そんなこんなを考えると、仲人なんて要らないというより、立てられないというカップルも少なくないことでしょう。

そこで近年は、高額のお礼と柵の不要なレンタルドレスならぬ、レンタル仲人というビジネスも存在します。
これは見ず知らずの男女が夫婦のふりをして、新郎新婦の親しい知り合いのような振りをしながら挙式から披露宴までをサポートしてくれるというサービス。
正しく仲人業というやつで、もちろん費用はそれなりにかかってきますから、経済的にみれば、本当の知り合いに仲人を頼んだ時のお礼と大差はありません。
けれど、前後の繋がりがない気楽さ、これが大きな魅力なのでしょう、中々人気を博しているようです。
時代と共に、仲人のあり方も変わってきているようですね。


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