生別の理由

「生別する理由なんて要らない、君のためだ」、なんて格好を付ける男性がいたら、別れて良かったって思うかも知れません。
生別に理由なんかないとか要らないっていうこと自体が立派な理由です。
それに、そういう男性は、君のためだとかって言いながらも、実は実は自分のためだったりなんかもしそうですし…。
いかにも華麗に生別を演出しようとする、テレビドラマの見過ぎですね。
生別に本当に納得していれば、こんな風には言わないんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。

生別理由を気にしないようにしようとするから、逆に気になるといったところでしょうか。
生別だの別れないだのって、普段から騒いでいるカップルや夫婦ほど別れなかったりもします。
そうかと思うと、あの2人は絶対生別はないだろうと思っていると、ある日突然、別れたなんて言い出したりもするんです。
世の中、どんな人にも出会いと別れはある訳で、人はそれを繰り返しながら、最後の別れの時を迎えるのだろうと思います。
そんな中で、素敵に生別の出来た思い出が沢山あれば、それはそれでいいのですが、まあ、別れというのはとかく厄介なものになりがちです。

生別の理由が、それぞれの未来を大きく左右する事も少なくないのでしょうが。
中には、ハデにフラられた事で奮起して、いい女やいい男に大変身する人も少なくありません。
けれど、生別を一瞬の出来事には出来ず、自分の手で一生の出来事にしてしまう人もいますよね。
そう思うと、テレビドラマのような華麗なる別れが演じられる事なんて、現実にはそうはないのかも知れませんよ。
生別に理由なんて…と言いながらも、もしかして、あの二人、それをちゃんと互いが知っているのかも知れません。
生別の理由によっては、それほど大げさに捕らえる必要性のないものも沢山あります。
それこそ、生別の理由はカップルの数だけあるのです。
直後は悲しいかもしれませんが生別になったからと言って人生が終わってしまう訳ではありませんから、運命の人と会うために別れたんだ、ぐらいに思っておきましょう。