別居中の浮気の扱われ方
別居中の浮気は、かなり深刻な問題と思われるかもしれませんが、場合によってはそうでもありません。
当たり前の話として、浮気が良いという事はなく、別居中の浮気に関しても本来ならば深刻に考える必要があります。
そもそも別居というのは、婚姻中に起きた変化でしかなく、別居中の浮気はかなり印象が悪いです。
別居中の浮気の印象がどこに影響してくるかという問題ですが、実のところこれはあまり影響してこないのです。
浮気が問題視されるのは、あくまでも婚姻関係が良好と判断される場合のみです。
別居している状態は、既に婚姻関係が破綻していると言えるため、別居中の浮気から慰謝料請求などは難しくなるのです。
別居中の浮気で慰謝料を請求される事がないなら安心、などと油断していると足をすくわれる可能性があります。
別居中の浮気が問題視されないのは、あくまでも別居が婚姻関係の破綻という前提条件から成立している場合です。
要するに慰謝料を請求するに足る十分な理由がないため、別居中の浮気が大きな問題とはならないのです。
ところが、些細なケンカから一時的に別居状態に陥った場合は解釈が異なります。
関係修復が十分に想定されるため、またその意思があると判断されれば、慰謝料請求に足る十分な理由とされるため、同じ別居中の浮気でも扱いは正反対になるのです。
一見すると別居に見えるのですが単身赴任をしている場合、別々に暮らす正当な理由が存在するため別居とは見なされず別居中の浮気にも該当しません。
別居中の浮気が問題とされないのは、あくまでも離婚まで秒読みという状況のみなのです。
別居中の浮気が慰謝料請求されない可能性を持っているからと言って、これを悪用することはもちろん勧められた行為ではありません。
どうしても離婚以外に道がないのであれば、別居中の浮気という中途半端な関係ではなく、婚姻関係を精算をしてからが望ましいでしょう。
