社内恋愛から結婚

社内恋愛に関する某アンケートをたまたま見ましたが、何だか面白いものがいっぱい見えてきます。
まず、世の社会人男女の半数位は、社内恋愛を経験しているようです。
一度しかない人もいれば、何度もある人もいますが、社会人になると、どうしてもプライベイトな時間が減り、出会いが少なくなります。
そこで、一日の大半を過ごす職場が貴重な出会いの場となり、社内恋愛というラブスタイルを生み出すようです。
長時間一緒にいて、お互いの仕事ぶりなどがじっくり観察出来る事も、恋愛感情を促進する要因になっているようですね。
実際に今はまだ社内恋愛を経験した事はなくても、いずれは経験してみたいという男女も少なくありません。
結婚と恋愛が別物だという考え方はわからなくもありませんが、ちょっと意外でした。
社内恋愛でゴールインするカップルはもっと多いかと思っていました。

社内恋愛の最大のメリットは長時間一緒にいられる事や、常に相手の様子が分かる事ですが、これはまたデメリットでもあります。
社内恋愛から結婚に進展しない最大の理由、それはどうやら、お互いが見えすぎる事にあるようです。
社内恋愛の一番の魅力は周囲に悟られないように交際する事で、そのスリルを楽しんでいる男女も多いようです。
ですので、結婚相手は、やはり落ち着いた恋愛で探すといったところなのでしょうか。
社内恋愛と結婚を前提にしたお付き合いというのは、全く別物みたいです。
仕事ぶりを見ると、その人の本当の人柄や能力がわかるとか、お互い現状を理解し合えるからいいなどという意見もたくさんあります。
結果、今回のアンケート調査では、3分の2以上の男女が、社内恋愛には賛成派でした。
にも関わらず、いざ結婚を考えると、情報が筒抜けである事や、能力の上限を悟られている事など、二の足を踏んでしまう事が沢山あると言います。
どうやら、社内恋愛が結婚に到達しないのには、それなりの理由があるようですね。

社内恋愛の盛んな企業は軌道に乗っていて将来性があるから、大賛成です。
この社内恋愛に関するアンケートで、こんな風に応えていた20代前半の男性がいました。
「確かに恋愛感情がやる気を倍増させ、仕事でもいい結果を出せる人は多いのかも知れません。
ただ、社内恋愛が盛んな会社が必ずしもいいとは限っていないだろうと思いますよ。」
少なくとも、それを目的に婚活感覚で就活をするのだけはやめましょうね。
今回の調査でもよくわかるように、社内恋愛と結婚はひとまず違うものです。
仕事と恋は別物、公私混同しない、これだけはしっかりとらえた方がいいようです。