恋愛依存症治療は悪い恋愛を絶つこと

恋愛依存症治療ですが、とても難しいようです。
恋愛をすることそのものをやめるのではなく、恋愛に依存することをやめることが恋愛依存症治療になります。
恋愛に依存するということは、お相手に対して恋愛感情を持つというよりも、お相手との関係そのものに依存をするのが恋愛依存症です。
ですから、お相手の意思が優先で、自分の意思は関係ないといった、あまりにも自分がお相手に尽くしすぎる恋愛をする人は、恋愛依存症と考えられます。
ただ、どこまでが通常の恋愛で、どこからが恋愛依存症なのかは、線引きが難しいように思います。

恋愛依存症を治療するには、まず自分が恋愛依存症かどうかを知ることでしょう。
例えば、暴力を振るうお相手との関係がやめられない場合は、恋愛依存症かも知れません。
暴力を振るうお相手なのですから、傍目から見たら別れたほうが良いと思えます。
しかし、恋愛依存症の人にとっては、どんなに殴られようとも、その人との関係をやめることはできません。
そして、どう考えてもヒモだろうというお相手と別れられない人も恋愛依存症と考えられます。
ただ、このように考えると、恋愛依存症の人は案外多いのではないでしょうか。
恋愛に失敗した経験って誰でも持っているものですから、それをいちいち取り上げて恋愛依存症とするのも、妙な話だと思います。
周囲の人から危険だと言われているお相手と恋愛するとスリリングで、これを恋愛依存症と呼ぶのも、少々疑問を感じてしまいます。
ただ、周囲の人が見たときに、どう考えたって絶対に別れたほうが良い、あるいは絶対に幸せになれないというような恋愛を、再三繰り返しているのであれば、恋愛依存症でしょう。
何度も何度も辛い恋愛を繰り返していたら、精神的にも辛いでしょうし、身体ももたないでしょう。

恋愛依存症の治療は、長期にわたる治療になると思います。
アルコール依存症や薬物依存症の治療のように、まずは、悪い恋愛を絶たなければならないと思います。
そして、良い恋愛ができるようになれば、恋愛依存症が治ったと考えて良いのかも知れません。

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